続 赤い糸…運命的な出会い

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「A子がね男の所でひと暴れしたらしいよ」
夫の仲間達が集まってる時一人が話の合間にそんな噂話をした
話の内容はA子ちゃんとその男とは以前から付き合っていて男の浮気を疑って暴れ出したらしい
電話線引きちぎって包丁持ちだして男が外に逃げて通報されて警察も来たらしい
A子ちゃんの烈しさを知ってる人間にはさもありなんて感じで、だれも驚かなった
他の一人が「パトロンがいるって聞いた事あるけど…他にもいるのか?…自分の事棚に上げて A子もよくやるよ…」と言い
世間ではよくある事だと話は終わった
その時点でもうC君とA子ちゃんが出会ったことなんか天から忘れていたが…
そんな噂話を聞いたその日、久しぶりにC君が顔を出した
少し言いよどんでいたが…要は又、此処でアルバイトがしたいとそんな話で、その時手伝ってくれてる男の子がいて
「今はいるからなあ…どうした、金が必要になったのか」と、夫に問われて、小さい声で要領を得なかったが
突然はっきりとあの日以来A子ちゃんと同棲してると言いだし夫も私も吃驚して口をあんぐり開けてしまった
奇しくも今日A子ちゃんが男の所でひと暴れした話を聞いたばかりで、挙句にパトロンがいる話を聞いたばかりで…
私は心の中で「3人目だ…」と呟いていた
と言う事は…C君の所を拠点にして男の所で暴れたり、パトロンとも上手に付き合っていたと言う事か…
A子の身辺をもっと掘り下げれば他にもいろいろ出てきそうな感じだった
ボソボソと話すC君の話を推測するに、あの出会った日、先にA子達女性陣は帰っていったが
C君がマンションを出るとA子ちゃんが一人待っていてそのままC君の部屋まで付いて来てそのまま部屋に居座ってしまったらしい
「それで、おまえが生活費を稼ごうって訳か…」夫の問いには答えずじっと下を向いていたが「できたら前借がしたい…「と言った
「何で…まとまった金が必要なの」と、夫が不審げに聞くと、C君は小さい声で「子供ができた…」と言った
夫と私は同時に「子供?…」と叫んでしまった
誰の子?…私は心の中で思ったら「お前の子か…一緒に住んでどれくらいだ」と夫が口にした
C君は心外そうにはっきりと「3ヶ月です」と言った、そして「彼女はいろいろ誤解されやすいですけれど…とても真面目で僕と会ったのは運命で赤い糸を手繰り寄せたら出会えたと泣いたんです」と、二人の愛がどれほど真剣かを力説した
「男と女の関係にいろいろ口出しするつもりは無いけどね…子供となったらね、お前はまだ親に月謝払ってもらって大学に行ってる学生だろう?こんな大事な事、親に言わなくちゃだめだよ…彼女がお前の子を産むなら親にちゃんと引き合わせなくては…二人だけの事では無くなってるんだよ、だいたい彼女は年齢不詳になってるけれど何処で生まれて幾つになるとかちゃんと知ってるの?子供の母親になる人だよ」と、夫に言われてC君は深く頷き「きちっとします」と言って帰っていった
それから数日後、事は呆気無く終わった
A子はC君の部屋の荷物をすべてまとめると「子供なんているわけないでしょ」と捨て台詞を残して出て行ったらしい
きちっとしようとするC君がうざくなったのかも知れないが、お腹の赤ちゃんがいたのかいなかったのか…何のためにC君の部屋に居付いていたのか…彼女の気まぐれさに振り回されただけで、目的もさっぱり分からなかった
彼女は何事もなかったように以前と何ら変わる事もなく、より我儘気ままに磨きをかけていたが
深い傷を負ったのはC君でより無口になってしまったが「そおやってみんな大人になっていくのさ、放っておけばいいよ」と夫は格別心配する風でもなかった

                036.gif濃いお化粧のSキャラの女の人が好きと言うC君…なんか前途多難      





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by time2022 | 2017-01-25 07:48 | 日記

2017年 11年目の海辺暮らしとなりました       黄昏て70才 撮りためた写真でその時思った事、今思う事等を、書き綴っていきますブログ内の写真イラストの使用を禁じます


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