鷹狩り

夫の友人の喫茶店のマスターが口を尖らせた
「理解できないよ…もう…」
マスターは教育委員をやっていて、ある小学校の歴史探訪の校外学習の付き添いで参加した時、
将軍の御鷹場で有名な某所で若い教師が生徒を集めて
「お殿様はここに鷹を狩りに来ました…」と言う声が聞こえてきた
うん?…鷹を狩りに来た?…確かそう言ったな…と、耳を傾けた
確かに言ってる…ちょっと先生!と言いかけたが…でも…生徒の前で違う!と言っていいものか…先生の権威を貶めていいものか…
そこで先生を脇に呼んで…鷹匠を連れて鷹を使って小さな哺乳動物などを狩りをするのが鷹狩りだよ…と、間違ってることを指摘すると
「あ…じゃあちょっと説明してやってくださいよ」と、マスターに預けてきた
マスターが短く説明をすると、横で「…だってよ!」と先生が手を広げて、おどけて生徒たちの爆笑を買っていたらしい
「まあそれも…百歩譲ってだよ…間違えた照れだろうと、後でなんか言ってくるだろうと思っていたが…何も無だよ…"鷹狩り”を理解してない教師がいること事態吃驚したが、訂正された恥ずかしさは無いのかね…」
「ひょうきんで生徒の人気取りには熱心らしいけどね…教師は聖職とまでは、言わないが、プロの教師としての意識ぐらいは持って欲しいね…」と、マスターは憮然とした表情で嘆いた

帰りに車の中で
「”鷹狩り”知らない先生の授業なんて私だって受けたくない…誰が聞いたって呆れるよね…これからは先生を選べて、好きな先生の元で勉強するっていう方が良いんじゃない…松下村塾のように吉田松陰の元にみんな集まったじゃない…あれが良いんじゃない」と、私が言うと
夫は「それはそれで危険なんだよ…”オウム”がそうだろう…魅了された人間の元に集まった若者があの事件を起こしたわけだからな…」と言った
なるほど…教育って難しいね
でも…生徒からの人気取りに躍起になるって教師って如何なものか…
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by time2022 | 2016-09-30 07:51 | 日記

2017年 11年目の海辺暮らしとなりました       黄昏て70才 撮りためた写真でその時思った事、今思う事等を、書き綴っていきますブログ内の写真イラストの使用を禁じます


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