クリスマス・イブ

クリスマスは特別な思いがある
私の父はお酒を飲んで午前さまという日々が日常の人だったが
クリスマス・イブの日はデパートに立ち寄り一番欲しいものを買ってくれ、
事前に自分で予約を入れた銀座の某レストランに必ず母と私を連れて行ってくれた
母はきれいにお洒落をして、私も余所行きの恰好をして連れられて行った
今はホームパーティーで家で家族と過ごす人が多いだろうが
その頃の銀座は、何とか景気でちょうどサッカーの終った後の渋谷の交差点のような人混みで
とりあえずみんな銀座にやって来たみたいな騒ぎだった
キャバレーなどで配られたようなロイド眼鏡にちょび髭のお面を手に持ち、色とりどりの三角帽子を被り金、銀ラメの安物レイを首に巻いた酔っ払い達がが気炎を上げる中、
その人の群れに小さな私はもみくちゃにされ、目的の店に来ると父にぐいと人の群れから引っ張り出されて店の中にやっと入れたような記憶がある
家族をあまり顧みる事の無かった父が、クリスマスだけは母と私に時間をとっていたように思う
父にとってクリスマスがどんな日だったのか今になっては謎だが、その習慣は私が小学生の間は続いたように思う

そしてその時流れていたのがビングクロスビーのクリスマスソングだった
今でもあの包み込むようなビングクロスビーの歌声は私にとってこの時期欠かせないものであって
父への数少ない思い出に繋がっている

ビングクロスビーで「ホワイトクリスマス」




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by time2022 | 2014-12-23 05:33 | 日記

2017年 11年目の海辺暮らしとなりました       黄昏て70才 撮りためた写真でその時思った事、今思う事等を、書き綴っていきますブログ内の写真イラストの使用を禁じます

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