お豆腐屋さん

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私の幼い頃は、朝はお豆腐屋さんや、納豆屋さんがリヤカーや自転車に乗せて売りに来た
納豆屋さんはネギや鰹節、辛子など薬味をいっぱい持っていて納豆の上にたくさん乗せてくれた
一番早かったのはアサリ屋さんで朝漁りの新鮮なアサリやシジミをお味噌汁の実に売りに来ていた
「あっさり~しっじみ~・・・」と籠ったおじさんの声が聞こえてくると
遠くからそのイントネーションで「あ!あさり屋さんだ」とすぐ分かった
近所のそれぞれの家から器を持って人が出てきて、アサリ屋さんがやって来るのを待った
今はプライバシーの侵害だと個人情報保護法でできて、隣の人の職業も聞いちゃいけないらしいけど、
あの頃は、
今日はあそこのうちのお味噌汁の実はあさりだとか、お豆腐だとか味噌汁の実まで分かったもんだった
近所の悪がきたちは学校の行き帰りなど“あさり~しっじみ~”を真似て
「あっさり~死んじまえ~」と お経のように声を合わせてふざけまわっていた
夕方、お豆腐屋さんのラッパの音が聞こえてくると真っ赤な夕日が沈みはじめて
家に帰らなくてはいけない時間だった
皆が貧しい時代だったけど平和だったなぁ~

それからは大型スーパーなど出来て、お豆腐屋さんはどんどん廃れて行ったが最近は、又専門店ブームでお得意さんを増やしているらしい
銭湯の賑わいなんかを見ると人の価値観が又変わってきているのかも知れない


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by time2022 | 2013-10-30 06:50 | 日記

2017年 11年目の海辺暮らしとなりました       黄昏て70才 撮りためた写真でその時思った事、今思う事等を、書き綴っていきますブログ内の写真イラストの使用を禁じます


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